刺青除去のレーザー治療を受けた「その先」ってどうなる?

刺青除去治療の方法としてレーザーはとてもメジャーな存在です。レーザーだと跡形もなくきれいに刺青を消すことができるという噂も飛び交っているので、「レーザー万能説」のようなものまであるように感じられます。 しかし、これらの噂話はレーザー治療を受ける時、もしくは受けた直後のことを指している場合が多く、そのさらに先はどうなるのかという点についてあまり触れられていないように感じます。 そもそもレーザー治療は今すぐ刺青をきれいさっぱり消し去ってしまうという治療法ではないので、実は直後よりも「その先」の方が大切です。レーザーによる刺青除去治療を受けた後、刺青はどうなっていくのか、さらに皮膚の状態はどうなっていくのか、この重要なポイントについて実際のところをお話ししたいと思います。

そもそもレーザー治療で刺青が消える(正確には薄くなって分かりにくくなる)というのは、どういうメカニズムなのかを知っておく必要があります。レーザーを皮膚に照射することによって皮膚の中にある色素に反応をして、その色素をレーザーが細かく破砕します。細かく砕かれた色素は体内の新陳代謝やマクロファージという細胞の働きによって皮膚から取り除かれていく効果を期待するのがレーザー治療です。 皮膚の中に沈着している色素を取り除くという意味では、シミやそばかすなどを除去するのと同じ考え方です。 レーザーが刺青に当たることによって、突如として魔法のように刺青が消えるわけではないことを、まずは念頭に置いておいてください。

皮膚の中にある色素を破砕するほどのエネルギーを持っているレーザーなので、それを皮膚に当てることで火傷やそれに近い状態になります。レーザー治療器がレーザーの照射時間を短く区切ってコントロールしているのも、当てっぱなしにすることによる火傷を防ぐためです。 しかし、うまくそれをコントロールできたとしても、ある程度のダメージは避けられません。そのため、医療機関ではレーザー治療後の肌のケアをするための治療や薬の処方を行っています。 もうひとつよくあるのが、白抜けという現象です。刺青の色素が入っている部分だけ白く色が抜けたように見えますが、これは皮膚が白くなったことで中にある色素の色も見えづらくなっている状態です。この白抜けの現象は時間を追うごとに落ち着いてきます。 2ヶ月程度でこうした変化が落ち着いてくるので、次のレーザー照射を行い、これを繰り返すことによって徐々に色が目立たなくなっていきます。

こうした一連のレーザー治療を必要回数受けた後は、どうなっていくのでしょうか。刺青の状態や大きさ、そして体質などによって個人差はあるのですが、先ほど述べたように新陳代謝やマクロファージの働きによって、破砕された刺青の色素は時間をかけて薄くなっていきます。 そして皮膚が受けたダメージについては、ひどい火傷を負っていなければある程度は元の状態に近くなっていくので、刺青とともに治療を受けた痕も分かりにくくなっていきます。「ある程度」というのは、やはりレーザーによる火傷の痕をまったく分からなくするのは難しいので、皮膚に凹凸ができたり、color watchといって刺青があった部分と色の差ができることがあります。 こうした「その先」の経過に、医療機関の技術的な差が顕著に表れます。レーザー治療によって刺青の除去をお考えの方は、治療期間中や直後だけでなく「その先」がどうなっていくのかにこそ注目をしてください。

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