医師紹介
Medical Contentごあいさつ
日々進歩する美容医療を通じて患者様が綺麗になったり若々しくなることで、より生き生きと豊かな生活を送る事ができればと考えております。『美容クリニック』という敷居の高く入りにくいイメージをする方々が多いことと思います。 トアロード形成美容クリニックでは、アットホームで通いやすく、相談しやすいクリニックを目指しています。 また、いつまでも若々しく過ごすために体の悩みを積極的に改善するお手伝いをします。 誰しもが持つ美しさへの希望を、医療分野からお手伝い致します。 当院と出会い、通って頂いた方々一人一人に感謝し、皆様の悩みをスタッフ共々全員で解決に向けてサポート致します。 どんな悩みでも構いません。一度足を運んでみてください。
院長 上出 泰央
経歴
1997年
福岡大学医学部卒業 福岡大学病院形成外科入局
2001年
近畿大学医学部附属病院 形成外科
2003年
美容クリニック勤務 (形成外科、美容外科、皮膚科、美容皮膚科)美容クリニック院長勤務
2010年
神戸市中央区にてトアロード形成美容クリニック開設
日本形成外科学会正会員、
日本形成外科学会専門医、
日本美容外科学会会員
形成外科専門医が考える【本当の美容医療】とは
患者様からすればホームページを見ても広告を見ても「名医」ばかりで何を信じていいのか分かりません。これにはとても大きな問題があります。日本の医療制度は「自由標榜」という制度が主流です。これは、「医師免許を持っていれば、何の科目を名乗ってもかまわない」というものです。ですから、例えば、産婦人科で長年働いてきた医師が内科、小児科クリニックを開業したり、外科で手術ばかりしてきた医師が、皮膚科を開業したりすることもめずらしくありません。眼科をずっと学んできたドクターでも、ある日突然「美容外科」や「美容皮膚科」を名乗ることが出来るのです。もちろん、そうはいっても医師は人体のプロですので、「専門で学んでこなかったから他の事が出来ない」ということはありませんし、実際に学んできたこととまったく別の道に進んで立派な名医として認められている方もいらっしゃいます。ですので一概に言うことは出来ませんが、ただ、患者さんがクリニックを選ぶときは、そういう事情もあるんだ、ということは考えておくといいかもしれませんね。アメリカではこれは異なっていて、ドクターはそれぞれの科目ごとに免許を取得しなければいけません。
「美容外科?」「美容皮膚科?」「美容整形?」どれが本当の名称なんでしょうか。これも混乱させている原因の一つだと思うんですよね。美容外科は整容外科、形成美容外科、美容整形外科などさまざまな呼び名で扱われることが多いですが、、もともとは「形成外科」の一種です。形成外科とは、体に欠損を抱えた人々をさまざまな施術を行うことで元通りに戻してあげて、日常生活を送れるように回復させてあげるための医療の分野です。もともとは第一次世界大戦によって傷ついた人々の顔や体を元通りに戻してあげること、傷跡を修正してあげること、から発展しました。これが時代とともに徐々に変わってきて、「日常生活には不満はないが、出来ればこんな顔になりたい、こんなコンプレックスをとりのぞきたい。」という美容を目的としたものに変わってきたために新しい呼び名が次々と出て来ました。ですから、美容外科、美容整形、美容皮膚科と言われる最近のものは、本来は形成外科から全て出て来たものなのです。
私は形成外科の専門医なのでつい自分に引き寄せてしまいますが、お話したように美容のことについては本来は「形成外科の専門分野だ」という風に考えています。形成外科で、専門医として認められるには、2年間の初期研修、さらに形成専門分野での4年以上の専門医研修、その後、美容に関する「資格試験」に合格すること、という3段階が必要になります。その段階で、頭のてっぺんからつま先まで、至る所の見た目の損傷やけがを治し、形を自在に整えていきます。ケガや顔面骨折を元通りにする、やけど、あざなどをなるべく目立たない状態に整える、さらにガンで失った女性の乳房を回復させる、など、あらゆる分野に携わっていきます。もちろん、他のドクターもそれぞれの分野の強みを生かしたアプローチを行っているはずですが、美容外科や美容皮膚科で扱う内容はその道のプロに、というのが私の考えです。
当院でも、経過が思わしくない、こんな形になるはずじゃなかった、いっこうに治る傾向が見られない、、といった患者様が多数、来られます。私もやれる限りのことはやりますが、残念ながらそのうちの一部はどうしようもない状態まで進行していることも珍しくありません。自然な状態の体を、望んでいる状態に近づけてあげることは出来ますが、すでに他人の手が入って変形してしまっている体を、さらにそこから変えてしまうことはとても難しいのです。ですから、大切なカラダに手を加える決断をする際には、ぜひもう一度、立ち止まって考え直してほしいです。そこを選んだ理由が、名医というウワサだから、お値段が安いから、有名なところだから安心そう、といったよく分からない理由なのであれば、ぜひいくつもクリニックを回って、納得いくまで説明を受けることをお勧めします。
私の経験から、いくつか判断するポイントを挙げておきますね。
1.ドクターが親身になって相談に乗ってくれること
驚くほど安いクリニックに顕著ですが、安いクリニックは大量の患者さんをさばかなければいけません。そうなると、一人一人の患者様に接する時間は当然のことながら短くなります。はたしてそうしたクリニックがあなたの悩みに親身になってつきあってくれるでしょうか。
2.ときには別のものを勧めてくれること、ムリなものはムリだとはっきり伝えてくれること。
患者様は自分なりにいろんなことを調べて来院されます。ただし、それは医師の目から見て、正しいこともあれば間違っていることもあります。時には、「○○をしてくれ」と言われても、患部の状態からみて別の方法のほうが適している場合もありますし、極端に言えば、やらないほうがいいかもしれない、というケースも存在します。望んでいることをその通りにやってしまえば簡単に済んでしまうかもしれませんが、本当に患者様のことを考えると、ときはそうでないもののほうがいい。それをはっきり勧めてくれるクリニックは非常に患者様のためを考えているという風に思っていいかもしれませんね。
3.患者に選択させてくれること、自分の望みに沿った治療を受けさせてくれること。
これは2番目と矛盾するかもしれませんが、逆にクリニックの方針や自分たちのお勧めだけを押し付けてくるクリニックも危険です。時にはエステサロンやデパートのお化粧品売り場のように、「これをやるには絶対、これのほうがいい。」「このコースに申し込まなければ良くならない」と押し付けすぎるのも危険な兆候です。患者様にははっきり言ってくれる、でも、クリニックの商品を押し売りしたり押し付けたりすることはなく、選ばせてくれること、このバランスがとても良いクリニックの条件だと思いますね。