わきがの恒久的治療における2大選択肢、「ミラドライ」と「剪除法」。
前編では、治療選択の根幹となる「効果の確実性」と「傷跡(見た目)」について徹底比較しました。**「確実な効果なら剪除法、傷跡ゼロならミラドライ」**という大きな方向性が見えたかと思います。 しかし、治療はクリニックで終わるわけではありません。術後の生活、そして治療にかかる費用は、あなたの人生設計に直接関わる重要な要素です。 後編となる今回は、より現実的な側面に焦点を当て、**「ダウンタイム(術後の生活)」と「費用」**を徹底的に比較・解説します。「術後、仕事は何日休む必要がある?」「保険は使えるの?総額はいくら?」――そんなあなたの最後の疑問に、形成外科専門医が正直にお答えします。
比較④【ダウンタイムと術後の生活】「翌日から仕事復帰」か、「1週間の計画的な安静」か 術後の生活への影響は、治療法を選ぶ上で極めて現実的な問題です。あなたのライフスタイルと照らし合わせながら、リアルな術後経過を想像してみてください。
ミラドライ:日常生活への支障は最小限。ただし油断は禁物 ミラドライのダウンタイムは、手術である剪除法に比べて格段に短いのが特徴です。
術後〜3日間: 施術直後から腫れやむくみ、内出血が出始め、2〜3日後がピークとなります。麻酔が切れるとジンジンとした痛みを感じることがありますが、処方される痛み止めでコントロール可能です。この期間は、保冷剤などでこまめに冷却することが、症状を和らげる鍵となります。デスクワークや家事など、腕を大きく動かさない活動は翌日から可能です。
術後1週間まで: 大きな腫れや痛みは落ち着いてきますが、皮膚のつっぱり感や違和感が残ります。日常生活に大きな支障はありませんが、激しい運動、飲酒、長時間の入浴など、血行を促進する行為は炎症を長引かせる可能性があるため、控えるようにしてください。
術後1ヶ月以降: 内出血やつっぱり感もほとんどなくなり、普段通りの生活に戻れます。皮下に小さなしこりのようなものを感じることがありますが、これは組織が回復している正常な過程であり、数ヶ月かけて徐々に消えていきます。
剪除法:効果を確実にするための「計画的な安静期間」 剪除法は外科手術であるため、皮膚をしっかりと生着させ、合併症を防ぐための計画的なダウンタイムが必要です。
術後〜7日間(固定期間): 手術直後、わきには**「タイオーバー」と呼ばれるガーゼによる圧迫固定が施されます [2]。これは皮膚の生着を促し、血腫(内出血の塊)を防ぐための非常に重要な処置です。この固定は5日〜7日後に外れますが、それまでは腕を肩より上に上げる動きは厳禁です。仕事は、デスクワークであっても最低3日〜1週間のお休み**を取ることが強く推奨されます。シャワーは患部を濡らさなければ可能ですが、入浴はできません。
術後1〜2週間(抜糸まで): 固定が外れ、1週間ほどで抜糸となります。腕の動かしにくさはかなり改善しますが、まだ無理は禁物です。重い物を持ったり、腕を激しく動かしたりする作業は避けましょう。
術後1ヶ月まで: 日常生活はほぼ問題なく送れるようになりますが、ランニングや筋トレなどの激しい運動が許可されるのは、術後3〜4週間経ってからです。この時期に無理をすると傷の治りに影響するため、医師の指示に必ず従ってください。
比較⑤【費用】「保険適用の数万円」か、「自己投資としての数十万円」か 経済的な負担は、治療法を最終決定する上で避けては通れない要素です。
剪除法:条件を満たせば「保険適用」で負担を大幅に軽減 剪除法最大のメリットの一つが、費用面です。医師による診察で、日常生活に支障をきたす「重度の腋臭症」と診断された場合、公的医療保険が適用されます [7, 8]。
保険が適用されると、医療費の自己負担額は原則3割となります。当院の場合、両わきの剪除法手術にかかる費用は、3割負担で約46,380円です [2]。これに初診料や術後の再診料、薬剤費などが別途かかりますが、総額でも大きな負担にはなりにくいでしょう。 さらに、この治療費は医療費控除の対象にもなります [3, 9]。年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで税金の還付を受けられる可能性があります。
ミラドライ:最新技術への「自己投資」。傷跡ゼロという価値 ミラドライは、厚生労働省の承認を受けた安全な医療機器ですが、治療目的が生活の質の向上と見なされるため、保険適用外の**「自由診療」**となります [4]。
そのため費用は全額自己負担となり、クリニックによって差はありますが、20万円〜40万円程度が相場です [10]。これは決して安い金額ではありません。しかし、「傷跡が一切残らない」「ダウンタイムが極めて短い」という、剪除法にはない大きな価値に対する対価、つまり**未来の快適な生活への「自己投資」**と捉えることができます。
【最終結論】後悔しない選択は「両方を知る」専門医との相談から ここまで、5つの重要な項目でミラドライと剪除法を徹底的に比較してきました。
| 比較項目 | ミラドライ | 剪除法(保険適用) |
| 効果の確実性 | 満足度の高い改善(70-80%減) | 最も確実な根治(95%以上除去) |
| 傷跡 | ゼロ | 残る(シワに沿って目立ちにくくなる) |
| ダウンタイム | 短い(翌日からデスクワーク可) | 長い(約1週間の安静が必要) |
| 費用 | 高額(約20〜40万円) | 安い(3割負担で約5万円) |
| 施術中の痛み | 麻酔でコントロール可能 | 麻酔でコントロール可能 |
この表を見れば、どちらか一方が絶対的に優れているわけではなく、何を優先するかによって最適な治療法は変わるということが、明確にお分かりいただけるでしょう。 傷跡ゼロと短いダウンタイムを最優先するなら、迷わず【ミラドライ】 確実な効果と費用を最優先し、傷跡とダウンタイムを受け入れられるなら【剪除法】 これが、専門医としての一つの結論です。 そして、あなたが後悔しない選択をするために最も大切なこと。それは、ミラドライと剪除法の両方の選択肢を公平に提示し、あなたの状況に合わせた最適な提案ができるクリニックで相談することです。
神戸・三宮のトアロード形成美容クリニックでは、形成外科専門医である院長が、カウンセリングから施術、アフターケアまで責任を持って一貫して担当します [11]。私たちは、あなたの症状を正確に診断し、ライフスタイルや価値観を丁寧にお伺いした上で、あなたにとって本当に最善の治療法を、一緒に見つけていくことをお約束します [12, 13]。
長年の悩みから解放され、自信に満ちた毎日を取り戻すため、ぜひお気軽にその第一歩を踏み出してください。
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